Googleマップで現在地がずれる・違う原因と直し方|スマホ・PC別に解説

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Googleマップの現在地がずれる原因は1つではありません。位置情報の権限、GPSや位置情報の精度、Wi-Fiやモバイル通信、建物内や地下などの環境、ブラウザの位置情報権限、PC側の位置推定など、複数の要因が重なって現在地が違って見えることがあります。
スマートフォンでずれる場合はiPhoneまたはAndroidの設定を、PCで違う場所になる場合はブラウザやWindowsの位置情報設定を確認します。青い丸が大きい場合は位置精度、移動しても現在地が更新されない場合は通信状態やアプリの再起動から順番に確認しましょう。
| 症状 | 考えられる原因 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 現在地が少しずれる | GPSを受信しにくい場所にいる、位置情報の精度が低い可能性があります。 | 屋外の開けた場所でGoogleマップを開き直してください。 |
| 青い丸が大きい | Googleマップが現在地を正確に絞り込めていない可能性があります。 | 位置情報の許可、通信状態、周囲の環境を確認してください。 |
| まったく違う場所になる | 位置情報権限、通信、以前の位置情報、PCの推定位置などが影響している可能性があります。 | 端末別の位置情報設定とブラウザ権限を確認してください。 |
| PCだけ現在地が違う | ブラウザの権限、Windowsの位置情報サービス、Wi-FiやIPアドレスによる推定が関係する場合があります。 | ChromeやEdgeのサイト権限とWindowsの位置情報設定を確認してください。 |
| 現在地が更新されない | 通信が不安定、位置情報が制限されている、アプリが一時的に不調の可能性があります。 | 機内モード、Wi-Fi/モバイル通信、Googleマップの再起動を確認してください。 |
| 向きがおかしい | スマートフォンの方位センサーや周囲の磁気の影響を受けている可能性があります。 | 安全な場所でGoogleマップの案内に従い、向きの補正を試してください。 |
Googleマップで現在地がずれる主な原因
Googleマップは、端末や環境から得られる複数の情報を使って現在地を推定します。スマートフォンではGPS、Wi-Fi、モバイル通信、端末センサーなどが関係し、PCではブラウザの位置情報権限やWindowsの位置情報サービス、Wi-Fi、IPアドレスなどが関係する場合があります。
- Googleマップに位置情報の利用を許可していない
- 正確な位置情報がオフになっている
- GPSを受信しにくい建物内、地下、トンネル、高層ビル周辺にいる
- Wi-Fiやモバイル通信が不安定になっている
- 省電力設定やバッテリーセーバーで位置情報が制限されている
- ブラウザやWindows側で位置情報が許可されていない
- PCにGPSがなく、Wi-FiやIPアドレスなどから大まかに推定されている
- Googleマップや端末に一時的な不具合が起きている
Googleマップの公式ヘルプでも、現在地を正確に見つけられない場合はブラウザの位置情報許可、通信状態、端末やブラウザの再起動などを確認するよう案内されています。
まず確認したいこと
細かい設定に進む前に、次の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。
- Googleマップをいったん閉じて開き直す
- 機内モードがオンになっていないか確認する
- Wi-Fiまたはモバイル通信が使える状態か確認する
- 位置情報サービスがオンになっているか確認する
- Googleマップに位置情報の利用を許可しているか確認する
- 屋外の開けた場所で現在地を取得し直す
- 改善しない場合は端末を再起動する
会社や自宅のWi-Fi環境でだけずれる場合は、通信環境も関係することがあります。Wi-Fiの切り分けは、会社のWi-Fiが遅いときにまず確認することも参考になります。
iPhoneでGoogleマップの現在地がずれる場合
iPhoneでは、本体の位置情報サービスと、Google Mapsアプリに対する位置情報の許可を分けて確認します。Apple公式情報では、位置情報サービスはGPS、Bluetooth、Wi-Fi、携帯電話基地局などの情報を利用して位置を判断すると説明されています。
位置情報サービスを確認する
- iPhoneの「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「位置情報サービス」を選ぶ
- 「位置情報サービス」がオンになっているか確認する
iOSのバージョンによって表示名や配置が少し異なる場合があります。見つからない場合は、設定アプリ内の検索で「位置情報」と入力して探してください。
Googleマップの位置情報権限を確認する
- 「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「位置情報サービス」を開く
- アプリ一覧から「Google Maps」または「Google マップ」を選ぶ
- 「このAppの使用中」など、利用状況に合った許可になっているか確認する
Googleマップを使っているときだけ現在地を使いたい場合は、「このAppの使用中」を選ぶのが一般的です。表示される選択肢はiOSやアプリの状態によって異なることがあります。
「正確な位置情報」を確認する
iPhoneでは、アプリごとに「正確な位置情報」をオン/オフできます。ここがオフの場合、Googleマップが取得できる位置が大まかになり、現在地がずれて見えることがあります。
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」を開く
- 「Google Maps」または「Google マップ」を選ぶ
- 「正確な位置情報」がオンになっているか確認する
AndroidでGoogleマップの現在地がずれる場合
Androidでは、端末全体の位置情報、Googleマップのアプリ権限、アプリごとの正確な位置情報、端末の「位置情報の精度」を分けて確認します。Android 12以降では、アプリごとの正確な位置情報と、端末側のLocation Accuracy(位置情報の精度)は別の設定です。
位置情報を確認する
- Androidの「設定」を開く
- 「位置情報」を開く
- 位置情報がオンになっているか確認する
端末メーカーやAndroidのバージョンによって、「位置情報」「ロケーション」「セキュリティと現在地」など表示名が異なる場合があります。見つからない場合は設定アプリ内で「位置情報」と検索してください。
Googleマップの位置情報権限を確認する
- 「設定」を開く
- 「アプリ」から「Google マップ」を選ぶ
- 「権限」を開く
- 「位置情報」を選ぶ
- 「アプリの使用中のみ許可」など、利用状況に合った許可を選ぶ
位置情報の精度を確認する
Android 12以降では、アプリごとに「正確な位置情報」を許可するか選べます。Googleマップで詳しい現在地を使いたい場合は、Googleマップの位置情報権限画面で「正確な位置情報」がオンになっているか確認してください。
一方で、AndroidのLocation Accuracy(位置情報の精度)は端末全体の位置推定に関する設定です。Google公式情報では、位置情報の精度がオンの場合、GPS、Wi-Fi、モバイルネットワーク、センサーなどを使ってより正確に位置を推定すると説明されています。
- 「設定」を開く
- 「位置情報」を開く
- 「位置情報サービス」を開く
- 「位置情報の精度」または「Google 位置情報の精度」を開く
- 「位置情報の精度を改善」がオンになっているか確認する
Wi-Fiスキャンなど位置精度に関係する設定を確認する
Androidでは、Wi-FiやBluetoothのスキャンが位置精度に関係する場合があります。Google公式情報では、周辺のWi-FiアクセスポイントやBluetooth機器のスキャンを使って位置情報の精度を高められると説明されています。
- 「設定」→「位置情報」を開く
- 「位置情報サービス」を開く
- 「Wi-Fiスキャン」や「Bluetoothスキャン」がある場合は状態を確認する
設定項目の名前や場所はメーカーによって異なります。会社や自宅のWi-Fiだけでずれる場合は、端末側だけでなく通信環境も切り分けましょう。
パソコンでGoogleマップの現在地が違う場合
PCでGoogleマップを開いている場合、スマートフォンのようにGPSで正確に現在地を取得できるとは限りません。ブラウザの権限、Windowsの位置情報サービス、Wi-Fi、IPアドレス、既定の場所などから推定される場合があります。PCの現在地はIPアドレスだけで決まるわけではありません。
ブラウザの位置情報権限を確認する
GoogleマップをChromeやEdgeなどのブラウザで使う場合、まずGoogleマップのサイトに位置情報の利用を許可しているか確認します。ブラウザの基本的な役割は、ブラウザとは?種類と基本的な役割でも解説しています。
- PCでGoogleマップを開く
- アドレスバー左側の鍵アイコンまたはサイト情報アイコンをクリックする
- 「サイトの設定」または「権限」を開く
- 「位置情報」が許可になっているか確認する
- 変更後、Googleマップを再読み込みする
Chrome公式ヘルプでは、サイトが位置情報を使うにはユーザーの許可が必要で、許可設定はサイトごとに変更できると案内されています。EdgeとChromeの違いを確認したい場合は、Microsoft EdgeとGoogle Chromeの違いも参考になります。
Windowsの位置情報サービスを確認する
Windowsでは、OS側の位置情報サービスがオフだと、ブラウザやアプリが正確な位置情報を使えない場合があります。Microsoft公式情報では、Windowsの位置情報サービスはGPS、近くのWi-Fiアクセスポイントやルーター、携帯電話基地局、IPアドレス、既定の場所などを組み合わせて位置を判断する場合があると説明されています。
- Windowsの「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「位置情報」を開く
- 「位置情報サービス」がオンになっているか確認する
- ブラウザが位置情報へアクセスできる設定になっているか確認する
Windows 10では画面名が異なる場合があります。また、会社支給PCでは管理者設定により位置情報を変更できないことがあります。
IPアドレスなどから推定された場所が表示される場合
PCにGPSがない、Wi-Fi情報が十分に使えない、ブラウザやWindowsの位置情報が許可されていない、といった場合は、IPアドレスなどから大まかな地域が推定されることがあります。そのため、実際の場所とは違う市区町村や、以前の利用場所に近い地域が表示される場合があります。IPアドレスの考え方は、IPアドレスとは?インターネット通信の仕組みも参考になります。
PCだけ現在地が違う場合は、スマートフォンのGPSの問題とは分けて考えましょう。まずブラウザのサイト権限、次にWindowsの位置情報サービス、最後にネットワーク環境を確認する順番がおすすめです。
Googleマップの青い丸が大きい場合
Googleマップでは、現在地を示す青い点の周囲に水色の円が表示されることがあります。Google公式ヘルプでは、この円はGoogleマップが現在地をどの程度正確に判断できているかを示すものと説明されています。円が大きいほど、現在地を絞り込めていない状態です。
- 屋外の開けた場所へ移動する
- 位置情報サービスをオンにする
- Googleマップに正確な位置情報を許可する
- Wi-Fiやモバイル通信を確認する
- Googleマップを再起動する
青い丸が大きいだけで、端末が故障しているとは限りません。地下、屋内、高層ビル周辺などでは一時的に大きく表示されることがあります。
現在地が更新されない・移動しても変わらない場合
移動しているのに現在地が変わらない場合は、位置情報の取得や通信が止まっている可能性があります。安全な場所で、次の順番に確認してください。
- 機内モードがオフになっているか確認する
- Wi-Fiまたはモバイル通信が利用できるか確認する
- 位置情報サービスがオンになっているか確認する
- Googleマップの位置情報権限を確認する
- バッテリーセーバーや省電力モードで位置情報が制限されていないか確認する
- Googleマップを完全に終了して開き直す
- 端末を再起動する
- Googleマップアプリを更新する
運転中や歩行中に設定を変更するのは危険です。必ず安全な場所に止まってから操作してください。
現在地の向きがおかしい場合
現在地は合っているのに向きだけがおかしい場合は、スマートフォンの方位センサーが周囲の磁気や端末の状態の影響を受けている可能性があります。
- スマートフォンケースに磁石が付いている場合は外して確認する
- 車内や金属製の机の近くなど、磁気の影響を受けやすい場所を避ける
- Googleマップで青い点をタップし、補正案内が出た場合は画面の指示に従う
- カメラを使った補正が表示された場合は、周囲に注意して立ち止まって行う
以前の記事で触れていた、スマートフォンを数字の8の字のように動かす補正は、画面上に案内が出た場合に試してください。機種やアプリの状態によって表示される補正方法は異なります。
建物内・地下・高層ビル周辺などでずれる場合
建物内、地下街、トンネル、立体駐車場、高層ビルの近くでは、GPS衛星からの信号を受けにくくなります。この場合、Wi-Fiやモバイル通信などの情報で補われますが、環境によっては現在地が大きくずれることがあります。
- 空が見える屋外へ移動して現在地を取り直す
- Wi-Fiとモバイル通信の両方を確認する
- 建物の外へ出てからGoogleマップを再起動する
- 車内ではスマートフォンをバッグの中ではなく、受信しやすい場所に置く
自宅や会社だけずれる場合は、周辺のWi-Fi情報や建物環境が影響している可能性があります。ただし、ユーザー側で原因を完全に特定できないこともあるため、別の場所で同じ症状が出るか確認すると切り分けやすくなります。
それでも現在地が直らない場合
基本設定を確認しても改善しない場合は、Googleマップだけの問題か、端末や通信環境の問題かを切り分けます。
- Appleマップなど他の地図アプリでも現在地がずれるか確認する
- 別のWi-Fiやモバイル通信に切り替えて確認する
- GoogleマップとOSを最新の状態にする
- 端末の日付と時刻が自動設定になっているか確認する
- 会社支給端末の場合は、管理者による位置情報制限がないか確認する
他の地図アプリでも同じようにずれる場合は、Googleマップだけではなく端末や通信環境側の可能性があります。Googleマップだけで起きる場合は、アプリの更新、再起動、権限の再確認から進めてください。
よくある質問
Googleマップで現在地が違うのはなぜですか?
位置情報の権限、GPSの受信環境、Wi-Fiやモバイル通信、端末のセンサー、ブラウザやPC側の位置情報設定などが関係する可能性があります。スマートフォンかPCかで確認する場所が変わります。
Googleマップで現在地が別の市区町村になるのはなぜですか?
PCやブラウザで位置情報を許可していない場合、またはGPSを使えない環境では、IPアドレスやネットワーク情報などから大まかに推定された地域が表示される場合があります。まずブラウザ権限とWindowsの位置情報サービスを確認してください。
パソコンだけ現在地が違うのはなぜですか?
PCにはGPSが搭載されていない場合があり、ブラウザの許可、Windowsの位置情報サービス、Wi-Fi、IPアドレスなどをもとに位置が推定されることがあります。スマートフォンの現在地が合っていても、PCだけ違う場所になることがあります。
青い丸が大きいのは故障ですか?
故障とは限りません。青い点の周囲の円が大きい場合、Googleマップが現在地を正確に絞り込めていない状態を示しています。屋外へ移動する、位置情報の許可を確認する、通信状態を確認することで改善することがあります。
自宅や会社だけ現在地がずれることはありますか?
あります。建物の構造、地下や高層ビル周辺、Wi-Fiやネットワーク環境などが影響する可能性があります。別の場所では正しく表示されるか、Wi-Fiを切り替えると変化するかを確認すると切り分けやすくなります。
まとめ
Googleマップの現在地がずれる場合は、位置情報の権限、正確な位置情報、GPSを受信しやすい環境、Wi-Fiやモバイル通信、アプリや端末の一時的な不具合を順番に確認します。iPhoneとAndroidでは設定名が異なるため、それぞれの位置情報設定とGoogleマップの権限を分けて見直しましょう。
PCで現在地が違う場合は、スマートフォンのGPSの問題とは別に、ブラウザの位置情報権限、Windowsの位置情報サービス、Wi-FiやIPアドレスなどによる推定を確認します。青い丸が大きい、現在地が更新されない、向きがおかしいなど、症状に合わせて確認する場所を変えると、原因を切り分けやすくなります。
参考にした公式情報: Google Maps Help、Android Help、Apple Support、Microsoft Support、Google Chrome Help。
