法人ETCカードとは?中小企業・個人事業主向けにメリットと選び方を解説
法人ETCカードとは何かを中小企業・個人事業主向けに解説します。種類、個人向けETCカードとの違い、メリット・デメリット、費用や審査、割引、選び方を整理します。
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- ✓法人ETCカードの種類と違い
- ✓個人事業主・中小企業に合う選び方
- ✓年会費・手数料・審査・割引を見るポイント
- ✓ETCコーポレートカードとの違い
法人ETCカードとは、会社や個人事業で高速道路料金を管理するために利用されるETCカードの総称です。
料金所をETCで通過するという基本的な役割は個人向けETCカードと同じですが、事業で利用する場合は、高速道路料金の経費管理、複数社員・複数車両での利用、カードごとの明細、年会費や手数料、割引制度なども重要になります。
また、「法人ETCカード」と呼ばれるものには複数の種類があります。法人クレジットカードに追加するETCカード、協同組合系の法人ETCカード、ETCコーポレートカードでは、仕組み・費用・審査・割引・利用できる車両などが異なります。
「法人ETCカードでおすすめはどれか」を先に決めるのではなく、まず自社が何枚必要なのか、高速道路をどれくらい使うのか、何を管理したいのかを整理すると選びやすくなります。
法人ETCカードとは?
法人ETCカードは、事業で高速道路を利用するときの通行料金を管理しやすくするためのカードです。
営業、配送、現場移動、出張、顧客訪問などで高速道路を使う場合、従業員が料金を立て替えてあとから精算する方法では、経理処理が増えやすくなります。
事業用のETCカードを分けておけば、高速道路料金を事業経費として整理しやすくなり、複数の従業員や車両で利用する場合もカードごとの利用状況を確認しやすくなります。
法人ETCカードの主な3タイプ
法人ETCカードは、名前が似ていても仕組みが違います。大きく分けると次の3タイプがあります。
個人事業主でも法人ETCカードを利用できる?
法人ETCカードという名称でも、法人だけが対象とは限りません。サービスによっては個人事業主も申込み対象になっています。
個人事業主の場合、プライベート用ETCカードと仕事用ETCカードを分けておくと、確定申告や会計処理の際に高速道路料金を整理しやすくなります。
- ✓個人事業主が申込み対象になっているか
- ✓必要書類を用意できるか
- ✓年会費・手数料はいくらか
- ✓ETCカードを何枚発行できるか
- ✓利用明細をどのように確認できるか
法人ETCカードを利用するメリット
高速道路料金を管理しやすい
業務で高速道路を使うたびに現金精算していると、経理処理が増えます。法人ETCカードを事業用に分けることで、利用明細から高速道路料金を確認しやすくなります。
従業員の立替精算を減らしやすい
営業や配送のたびに従業員が高速料金を立て替える運用では、申請・確認・精算が必要です。法人ETCカードを利用すると、現金精算を減らせる場合があります。
複数社員・複数車両を管理しやすい
営業車や配送車などを複数運用している場合、カードごとの利用状況を確認できれば、車両コストや高速道路利用状況の把握にも役立ちます。
事業用と個人用を分けやすい
社長1人の法人や個人事業主でも、プライベート利用と事業利用を分けておくことで、経費処理を整理しやすくなります。
年会費無料だけで選んでもいい?
法人ETCカードを探していると、「年会費無料」を重視したくなるかもしれません。
ただし、年会費が無料でも、カード発行手数料、出資金、利用額に応じた事務手数料など別の費用が発生するサービスもあります。
「年会費0円」だけを見るのではなく、1年間利用した場合に実際にいくらかかるのかを確認しましょう。
法人ETCカードのデメリット・注意点
- ●発行手数料や年間手数料がかかる場合がある
- ●協同組合系では出資金が必要な場合がある
- ●利用額に応じた事務手数料が発生する場合がある
- ●カードタイプによって審査・確認方法が違う
- ●ETCコーポレートカードは登録車両での利用が前提
- ●高速道路利用が少ないと費用負担の方が大きくなる場合がある
ETC協同組合の法人ETCカード
協同組合系法人ETCカードの選択肢のひとつに、ETC協同組合の法人ETCカードがあります。
確認できた情報では、法人・個人事業者向けの高速道路専用ETCカードで、クレジット機能はありません。
※料金・必要書類・サービス内容は変更される場合があります。申込み前に必ずリンク先の最新情報をご確認ください。
クレジット機能のないETC専用カードを利用したい、複数枚を持ちたい、個人事業主や新設法人で法人ETCカードを探している場合は、サービス内容を確認してみてください。
審査について確認すること
法人ETCカードの「審査」はカードの種類によって意味が変わります。
法人クレジットカード付帯ETCカードでは、親となる法人カードの発行にクレジットカード会社の審査がある場合があります。
一方、ETC協同組合の法人ETCカードはクレジットカードではないため、クレジット会社による審査はないと案内されています。ただし、申込みが無条件ですべて承認されるという意味ではなく、組合側の確認があります。
ETCコーポレートカードとの違い
ETCコーポレートカードは、大口・多頻度割引制度を利用するためのカードで、一般的な法人ETCカードとは目的が異なります。
高速道路の利用額が大きい会社では検討する価値がありますが、登録車両などの条件があります。
大口・多頻度割引や一般的な法人ETCカードとの違いは、別記事で詳しく整理しています。
利用者別のおすすめの選び方
法人ETCカードを選ぶときの比較ポイント
- ✓毎月の高速道路利用額
- ✓必要なETCカード枚数
- ✓利用する車両数
- ✓車両を固定して利用するか
- ✓クレジット機能が必要か
- ✓審査・申込み条件
- ✓年会費・発行手数料・出資金・事務手数料
- ✓割引・ETCマイレージの扱い
- ✓利用明細の確認方法
社用車の経費管理ではガソリン代も分けて考える
法人ETCカードで管理できる中心は高速道路料金です。社用車では、高速料金だけでなくガソリン代も継続的に発生します。
ガソリン代まで事業用として分けたい場合は、法人ガソリンカードも別に検討すると経費管理を整理しやすくなります。
法人ETCカードに関するよくある質問
サービスによって異なります。個人事業主を対象としている法人ETCカードもあるため、申込み対象と必要書類を確認してください。
カードによって異なります。年会費だけでなく、発行手数料、出資金、事務手数料などを含めて確認することが重要です。
「クレジット会社による審査がない」サービスはありますが、申込み時の確認まで一切ないという意味ではありません。各サービスの条件を確認してください。
ETCコーポレートカードは、大口・多頻度割引制度を利用するためのカードです。一般的な法人ETCカードとは、目的や利用条件が異なります。
必ず安くなるとは限りません。割引制度だけでなく、利用額、カード枚数、年間費用、事務手数料などを含めて比較する必要があります。
まとめ|利用額と管理方法に合う法人ETCカードを選ぶ
法人ETCカードは、高速道路料金を事業用として管理しやすくするためのカードです。
ただし、法人クレジットカード付帯ETCカード、協同組合系法人ETCカード、ETCコーポレートカードでは、費用、審査、割引、車両条件などが異なります。
まずは、月間高速道路利用額、車両数、必要なカード枚数、クレジット機能の必要性、年会費や手数料、利用明細の管理方法を整理しましょう。
